優しく響くクジラの歌──新作絵本『アオのうた』が伝える挑戦の大切さ
子どもたちが初めて何かに挑戦するとき、そこには小さな不安と大きなワクワクが混ざり合います。
そんなドキドキの気持ちをやさしく後押ししてくれる絵本が誕生しました。
その名も『アオのうた』
まだ幼いザトウクジラの子ども・アオが、大きな海の世界で歌う物語です。
『アオのうた』とは？
海の深い青を舞台に、小さな声しか出せなかった子ザトウクジラのアオが、いつか立派な歌を歌いたいと思い奮闘する物語。
周りの大きなクジラたちが響かせる、ふしぎで美しい“うた”に挑戦しようと、アオは毎日練習に励みます。
最初は小さな声でも、あきらめずに続けることで、少しずつ前に進むアオ。
子どもたちが思わず「がんばれ！」と応援したくなるストーリーです。
親子のあたたかいふれあい、そして海の生き物への興味を引き出すきっかけにもなる一冊で、2～4歳の幼児にぴったり。
寝る前の読み聞かせや、保育園・幼稚園での絵本タイムにもおすすめです。
この絵本の魅力
- アオの葛藤と成長が、子どもたちの「ぼくも、わたしも！」という気持ちを引き出す
- お母さんクジラとアオのやりとりから感じる“親子の絆”のあたたかさ
- 沖縄の海を思わせる美しいイラストが見る人を魅了する
- 「挑戦することの大切さ」を自然に伝え、子どもたちの気持ちを優しく後押ししてくれる
さらに、この絵本は著者自身が沖縄に住んでいたときに、実際に海の中でザトウクジラの歌声を聴いた体験から着想を得ています。
照りつける太陽と透きとおる海の景色、そして神秘的なくじらの声。
そのリアルな感動が、作品全体にやわらかく息づいています。
海を守り、未来へつなげる取り組み
著者は「多くの子どもたちと、豊かな海を守りたい」という強い思いから、絵本の収益をすべてサンゴ養殖事業や海を守るための活動に寄付しています。
美しい海を舞台にした物語だからこそ、実際の地球環境を守る力になりたい。
そんな著者の情熱が、この絵本にぎゅっと込められています。
読者に届けたい想い
「子どもたちが抱く小さな勇気や挑戦したい気持ちを応援したい」という強い願いを、ザトウクジラの親子の物語を通じてかたちにしました。
初めてのことに臆病になったり、小さな声しか出せずに落ち込んだりすることは誰にでもあるもの。
けれど、続けることで少しずつ前進していく喜びは、子どもたちにとってかけがえのない財産です。
そんな大切な成長の瞬間を、海とクジラ親子の物語を通じてやさしく伝えます。
アオの姿を通じて、「できないかもしれない」から「やってみよう！」へと変われる心の成長を子どもたちに感じてもらえたら素敵ですよね。
こんな方におすすめ
- 小さな子どもたちが、初めての挑戦を応援されるような物語を探している方
- 親子の会話のきっかけになる絵本を読みたい方
- 海や生き物が好きなお子さんに、鮮やかなイラストとストーリーで楽しんでもらいたい方
- なかなか一歩踏み出せないお子さんへ「大丈夫、できるよ」というメッセージを贈りたい方
まとめ
海の世界を舞台にした、愛らしくも力強いクジラ親子の物語『アオのうた』は、「諦めない心」と「家族のあたたかさ」をやさしく教えてくれます。
読み聞かせのひとときが、親子のコミュニケーションをさらに深める時間になること間違いなし。
アオが大海原で小さな声を出しながらも、日々の積み重ねで大きな歌に近づくように、子どもたちもきっと「やってみよう！」と元気をもらえるはずです。
ぜひ手に取って、海に広がる歌声とともに、その成長の物語を味わってみてください。
さらにページをめくるたび、未来の海を守る大切な一歩をともに踏み出していきましょう。
