7月27日から1泊2日で、ある情報発信系スクールの合宿に参加させてもらった。
たった24時間にも満たない短い時間だったけど、今の僕にとっては、ものすごく大きな意味を持つ時間になった。
合宿に申し込んだのは6月、まだ今ほどバテていなかった頃だった。
グループコンサル中に合宿の話が出て、すかさず「日曜日にお願いします!」と言ってしまった。
大阪で開催の予定だったから、土曜日ならもっとたくさんの人が参加できたかもしれないけど、土曜日に有給を取ることは本当に難しいから、わがまま発言をしてしまったけど、採用されてほっとした。
だって、僕の休みは基本的に日祝しかない上に、人数が少なすぎて有休がとりにくい。
「絶対に参加するぞ!」と意気込んで、会社の予定を確認し、妻(勤め先の役員でもある)にも事情を話して、有給を取り付けて参加することに決めた。
…とはいえ、いざ日が近づいてみると、状況は全然違っていた。
夏の猛暑と本業の忙しさにやられていて、家に帰って夕飯までグッタリと寝転んで意識を失う。
っで、食べたらかろうじてシャワーを浴びてそのまま寝てしまう毎日。
全然作業できないまま、Xもnoteも止まっていて、自分に対する自己嫌悪だけがどんどん溜まっていた。
正直、3日前くらいまで「キャンセルしたほうがいいのかも」と本気で悩んでいた。
それくらい、当時の僕はくたびれていた。

合宿にいたのは、バケモノ級の“発信者”たちだった
当日、会場に着いてみると、そこにはすでに情報発信で結果を出している人たちが集まっていた。
言葉の選び方も、考え方も、すべてが自然と“発信者”の視点になっていて、正直なところ「やっぱり来るべきじゃなかったかも…」と思ってしまった。
僕は最初、みんなの話に入ることもできず、少し離れたところで黙って聞いていた。
でも、委縮していると、目の前の創設者の人から話をふってもらえたり、のどの渇きをいやすビールのおかげでいろいろ自分から話したり。
いちいち真剣に聞いてくれる皆に、普段周りにいる人(自分も含む)と、その人たちとの”差”を痛感した。
この昼食の時間だけでも、自分にとって大きな変化のきっかけになっていた。
雑談がいつの間にか、ビジネスに着地していた
合宿中に交わされていたのは、決して特別な話ばかりじゃなかった。
「ここに来る前にいたカフェでの話だけどさ〜」とか、
「2人目の妊娠ってやっぱり慣れがあるよね〜…あ、なれって必要だよね、何でもさ」みたいな、
本当に他愛のない雑談だったけど、それがいつの間にか、ちゃんと“ビジネスとしてやるべきこと”に着地してるのがすごかった。
何か意識高い話をしているわけでもなく、ただ自然体で、笑いながら、目の前の生活や気づきを共有してる。
でも、その中からちゃんと発信のネタや、企画の種が見つかっていく。
そういう空気を共有できたこと自体が、今の僕にはすごくありがたかった。
誰かと雑談して、そこからアイデアを拾って…という感覚を、僕は全く気付いていなかった。
紙のメモ帳を離さない人に、僕は感動した
中でも特に印象に残っているのが、カルロス山本さんという方だった。
昼食をとっているときも、手には紙のメモ帳とボールペン。
他の人が話している内容を聞きながら、気づいたことをどんどん書き留めていく。
しかもそのメモを、昼食のあとの作業時間でマインドマップに整理して、
「どの話が聞きたいですか?」ってXで投稿してたのを見たとき、思わず「うわ、マジでこの人すごいな…」と声が出た。
僕はただ黙って話を聞いていただけだったけど、それでも、「もうちょっとやれるかもしれない」って気持ちになった。
多分それは、自分がどん底にいたからこそ感じられた希望だったと思う。
一番の成果は「心が元気になれたこと」
じゃあ、この合宿で一番何がよかったのかって聞かれたら、迷わずこう答える。
「元気になれたこと」だと。
だからこそ、今日こうしてブログを書けている。
目に見える成果じゃない。何かがバズったわけでも、収益が伸びたわけでもない。
でも、この合宿でnote記事を13本書けた。
これって、今の僕にとってはかなり大きなことだった。
それまで何週間も、作業なんてできる状態じゃなかった。
休みもなく、疲労も溜まって、作業できない自分を責める日々だった。
でも今回、ただそこにいて、誰かの話を聞いて、空気を感じただけで、
「またやってみよう」って思えた。
それって、すごい回復力だと思う。
発信を仕事にしたいなら、「環境」を変えるのが近道に違いない
合宿を終えて感じたのは、やっぱり「人は環境に引っ張られる」ということだった。
どんなに勉強しても、どんなに考えても、
自分の毎日が“会社と家の往復だけ”だったら、アイデアなんて浮かばない。
面白い発信もできないし、自分の気持ちすら動かなくなってくる。
でもたった数時間、違う空気を吸って、違う価値観に触れるだけで、
不思議なくらい心が整っていく。
今回はたまたま合宿というかたちだったけど、
「誰かの雑談を盗み聞きする」「目の前でメモを取ってる人を観察する」
そんな小さな体験の中にこそ、エネルギーの源が隠れていた。
さいごに
このブログに、目立つテクニックも、バズりそうなタイトルもない。
でも、僕にとってはこれが「再出発」の記録だと思っている。
「なんか自分もレベルアップできそう」って思えた。
それだけで、合宿に参加した意味は十分だった。
だからこそ、今後はもっと、身の回りの些細な会話や感情に目を向けて、
自分なりの言葉で、また発信していきたいと思う。